以前から気になっていたaitendoの巨人版ヘッドホンアンプキット1を買ったので組み立ててみた。
巨人版ヘッドホンアンプキット1
詳細マニュアルがついていないので基板シルクと部品配置図面を見ながら作成できる方にお勧め
ちょっとながめた感じ, 有名なcmoyアンプ2にバッファを追加したA47式3を極端にしたような構成のよう。
こういう吹っ切れた感じのものは大好きです。
組み立て
後から見直すとなんか変だな。
●構成部品一覧
1/6W抵抗:1Ω(x28)
1/6W抵抗:22KΩ(x2)
フィルムコンデンサ:100V104(x28)
ダイオード:1N4007(x2)
端子台(TB058):2P(x2)
端子台(TB058):3P(x1)
ICソケット(300MIL):8P(x28)
IC:NE5534P(x28)
専用基板:(x1)
※樹脂ナット(M3)は付属対象外です。
・・・欠品してる。
まあいい。許そう。
部品箱にあったこれを代わりに使う。
- 秋月電子通商 (通販コード M-14597) http://akizukidenshi.com/
メタライズドポリエステルフィルムコンデンサ 0.1μF100V
完成
2時間くらいで出来た。 黄色のコンデンサが差し色になった。(ねらってない)
音出し
15V電源を用意しようとしたら、これは 正負両電源 が必要だったね。 気づかなかった。
電源を用意するまで音出しはお預けということで。
今回はここまで。
正負両電源を製作して
さて, このヘッドホンアンプのために電源回路を設計して, 設計した電源を製作したので, やっと音を出せる。
ブレッドボード上の回路はいつ高電圧部に接触するか不安だったからね。
ACアダプタの15Vを150Vに昇圧してIN-9をだいたい10mAで点灯させて,
+-15V電源を巨人版ヘッドホンアンプに供給している。
PCの音声出力につないでためしたところヘッドホンアンプとして悪くない。
優等生すぎてつまらないので, 前に作ったnutubeDACをつないでみたら自分好みの音になった。
スイッチング電源はノイズが問題になりがちで, ここで目立っているのはスイッチング周波数(100kHz)由来のノイズ。
最大出力時にデューティー0.9つまりスイッチング周期90%の時間でインダクタに蓄積したエネルギーを10%の時間で放出するから, こんな鋭い波形になっているんだろうね。
あと銅テープが高かったのでトランスのショートリングを省略しているからこんなに激しいのかもしれない。
とはいえ自分には雑音は聞こえなかったので満足している。